仮想通貨ビットコインはどこで生まれてなぜ価値があるの?

ビットコインは誰が作った?

仮想通貨ビットコインは、国や企業などの中央組織に管理されていません。

ビットコインには開発チームなどもなく、ナカモトサトシと名乗る人が2008年11月に発表した論文に興味を持った個々の人たちが作り上げてきました。

ナカモトサトシはいまだに正体は明らかになっていませんが、クレイグ・ライトというオーストラリア人投資家が自分がナカモトサトシだと名乗り出たことはあります。

事情は分かりませんが、そのとき世間から誹謗中傷をはげしく受けたため謝罪しておおやけの場から姿を消しました。
しかし彼が所有しているビットコインの量が、ナカモトサトシでないと持てないほどの量であるとのことで本人である可能性は十分にあります。

そんな開発者のほかに、ビットコインのすべての取引の承認作業(マイニング)をしてくれているマイナーという人たちがいて、彼らのおかげでビットコインは成り立っています。

マイナーはマイニング作業に対する報酬として、ビットコインがもらえる仕組みですね。

一応ビットコインカンファレンスという集まりが年に数回あり、そこで開発者とマイナーとでビットコインの方向性について話し合いがもたれています。

 

 

どうしてビットコインに価値がつくのか?

仮想通貨は手に取ることのできないバーチャルなものなのに、通貨としての価値を持って信用され取り引きされているのはとても不思議ですよね。

むかし学校で習った、金本位制というのを覚えていますか?

かつて世界が金本位制(きんほんいせい)だったころは、紙幣はいつでも国が金(きん)と交換してくれるということが保証されていたので、紙幣を使う人はそれを信用してお金として認めていました。

金(きん)のまま持ち歩くのは大変ですし、盗まれやすいので紙幣で使うほうが便利だったのですね。

でも金(きん)が地球に埋まっている量は限られているので、各国の金(きん)保有量と経済力にだんだん大きなズレが生じていきました。

現在では円やドルなどの法定通貨は、金(きん)からは切り離されていて、国ごとに経済の状況をふまえて中央銀行から発行されています。

それは自分の国が発行している通貨だから大丈夫なはずだという人々のお金に対する信用する気持ちがあるからお金として成立している訳です。

信用こそがお金の本質であり、いったん不信感が生まれ崩れだすと坂道を転げ落ちるように紙幣は紙くずになってしまうのですね。

現代でも世界には、戦争や内戦の影響で国の信用がなくなり通貨の価値がなくなるということが起こっています。

お金はみんながそれに価値があると認めているからお金でいられるのであって、みんなに価値がないと思われてしまったらただのゴミなんですね。

ほかの物の価値と同じで、永遠にお金もお金でいられる保証はないというわけですね。

それでは仮想通貨ビットコインの価値が信用されているのはどうしてでしょう?

まず1つ目にあげられるのは、仮想通貨ビットコインには中心になる組織がなく全員で取り引き記録を認証するかたちをとるブロックチェーンという技術を利用者が信じている、ということが信用となっています。

実際いままでにブロックチェーンそのものがくずされたことはなく、ハッカーによるマウントゴックス事件などは取引所がハッキングされた事件です。

次にあげられるのは、仮想通貨ビットコインには発行上限があることです。

マイニングなどによって、2100万枚が発行された時点で発行終了となるように決められています。
金(きん)も地球上に埋まっている量が限られているからこそ、ずっと価値を維持できているわけです。

 

最後にあげるのが、仮想通貨ビットコインはとても民主的だというところです。

ビットコインはそのルールがオープンにされていて、さまざまな問題点を話し合いで決めています。国や企業に発行量や流通量を変えられることがありません。(とされています)

日本という国の通貨だから、円が信用できる。アメリカという国の通貨だから、ドルが信用できる。
それに対して、どこの国や企業からもコントロールされないから仮想通貨は信用できる、だから価値がある。

どちらも信用であって、人のせいにせずに自分で決めるしかないですね。

 

 

価値があるのはブロックチェーンのおかげ!

ビットコインはブロックチェーンという技術に支えられていて、その技術はビットコインだけに限らず他の仮想通貨や、既存の大手銀行までが取り入れ始めています。

既存の銀行があつかう顧客の資産データはすべて中央サーバーが管理し、巨額の資金を投じて完璧なセキュリティをほどこすことで守られています。

一方、ブロックチェーンはまったく逆で中央サーバーを持たず、顧客の資産・取引データを不特定多数のコンピューターに持たせて共有しています。

このことからブロックチェーンには、「分散型台帳」というちょっと堅苦しい別名で呼ばれます。日本語で短く表現するとこうなっちゃうんですね。

でもまあ要するに、誰々がいつどんな内容の取引をしてどんだけ持ってるかなどを記録したものを、めっちゃ多く(何百万人)の人がパソコンに入れてあって、いつでも見れちゃうよという技術ですね。

実際にこちらからすべてのビットコインの取引履歴を確認できます。
ブロックチェーン・インフォ

ですのでビットコインのブロックチェーンのデータを改ざんしようとするには、共有しているすべてのコンピューターにアクセスして書き換えなければならない訳です。

事実上不可能なのでビットコインの価値は支えられ、実際にただの一度も不正・改ざんされたことがありません。。

銀行が中央サーバーに強固なセキュリティをほどこすために、巨額の資金をかけていることは顧客の利用料や手数料に跳ね返ってきます。

その点ビットコインは、ブロックチェーンを使っていることでセキュリティに費用がかからないので、送金手数料・決済手数料を格安(1%ほど)にできるのですね。

 

マイニング無くしてビットコイン無し

マイニングもビットコインを支える大切な作業で、ビットコインの取引の承認作業のことです。

マイニングをしてくれるマイナーがいなければ、ビットコインの取引はいつまでたっても成立せずビットコインそのものが成り立たなくなります。

マイナーはなにもボランティアでマイニングしてくれている訳ではありません。
報酬として12.5ビットコインがもらえるのです。(現在だと1000万円以上ですね)

10分おきに世界中のマイナーがエントリーするマイニングレースが始まります。

ここでははぶきますが、ある値(あたい)を一番早く見つけた人に報酬が与えられます。

一番に見つけられなかった人たちは、その値が正しいのかを確認し、良ければ承認となり晴れて一本につながっているブロックチェーンの最後にブロックがくっつけられるというわけです。

以上が、ビットコインになぜ価値があるのか?  でした。