今勤めている会社を辞めたい…、でも「辞めたい本当の理由」を言うべきか、「建前」を言うべきか悩む人も多いですよね。
実際の辞めたい理由にもよりますが、長年勤めた会社であるほどなるべく波風を立てず円満に辞めていきたいもの。
そこでこの記事では【会社を辞めたい方へうまくいく退職理由】についてご紹介していきます!
会社を辞めたい理由を本音で言うメリット
辞めたい理由を本音で会社に伝えるメリットはどんなものがあるでしょうか。
自分がスッキリする
今の会社に不満を持っていた場合、これまで思っていたことを洗いざらい会社に伝えることでモヤモヤを払拭することができます。
円満に辞めるというよりは、たとえ後味が悪くなったとしても、自分の気持ちを伝えてスッキリするというメリットがあります。
その人の性格にもよりますが、後味が悪くなっても、どうしても言いたいことを言わないと気持ちの区切りがつけられないという人には向いています。
残る仲間の不満も伝えることができる
本音で不満などを会社に伝えるということは、後に残る仲間のためになる場合も。
会社の業務や上司、同僚に対する本音は、その会社自体の改善点や問題点、課題を突きつけることでもあります。
自分が不満に思っていたことは、自分の後を引き継ぐ人や一緒の仕事をしていた人も同じく感じる場合が多いはず。
それを自分が辞めるほどツラかったと伝えることで、今後の会社の改善や発展につながる可能があります。
会社を辞めたい理由を本音で言うデメリット
では会社を辞める時に本音を伝えるデメリットにはどんなことがあるでしょうか。
次の仕事も同じ業界だとどこでつながってくるか分からない
もしも次の就職先が、今の会社と同じ業種であった場合、仕事上どこでつながっているかわかりません。
万が一今の会社の取引先であったりすると、辞めてからも関わりを持たなければならないことになります。
とくに次の就職先が今の会社より立場が弱い取引先だった場合、当然自分の立場も弱くなってしまいますよね。
するとせっかく本音をぶつけて辞めたのに、今の会社の嫌な上司や同僚、後輩にまで頭を下げ続けなければならないという悲惨な結果にもなりかねません。
残った仲間の待遇がもっと悪くなるかも
また自分が本音を言ったことで、残された仲間の待遇が良くなるとは限りません。
そもそもブラックな会社は、自社の問題点や課題を認めることができないからブラックなのだと言えます。
たとえ正しい指摘や不満をぶつけたとしても、それを認めて改善するどころか、不満を言った人を逆恨みしてくることさえあります。
それどころか残された仲間も同じ不満を会社に持っているとわかると、その仲間達まで反乱分子とみなされて、待遇が悪くなってしまうということも考えられます。
本音を伝える場合は、それを伝える相手が重要です。
なので、直属の上司が話が通じない場合は悪い結果になってしまう可能性もあります。
会社を辞めたい方へ円満に退職できる理由とは?
では会社を辞めたい場合に「円満に退職できる理由」なんてあるのでしょうか。
こんな理由なら今の会社の人達にあまり悪く思われず、少しでも円満に辞められるという理由を集めました。
夢に挑戦してみたい
これは前向きでうまくいけば応援してもらえる辞める理由と言えます。
ただどんな夢なのか詮索される可能性はあります。
その夢の内容にもよりますが、夢に向かって挑戦するというのは誰にでもできることではありません。
あまりにも突飛な夢だと、鼻で笑われることになるかもしれません。
しかし地に足がついた現実的な夢であれば、共感を得て比較的円満に辞められるでしょう。
うつ気味なので当分のあいだ静養する
現代病ともいえるほど社会にまん延している「うつ」。
無理して放置すると、自死を選ぶことにもなりかねませんよね。
そんな恐ろしい病気であるため、会社も無理に引き止めることはできない理由になります。
ただ、うつは軽い症状の場合も多くあります。
ですので、場合によっては会社から部署替えや休業を打診されるかもしれません。
しかし続ける意思がない場合はその旨をはっきり伝えましょう。
親の介護に専念しなければならない
これも高齢化社会である日本では避けられない深刻な問題です。
親がそんなに高齢ではなくても、脳梗塞の後遺症や若年性アルツハイマーなど介護が必要な状況はいくらでもあります。
介護はとても重労働で心身ともに負担が大きいので、辞める理由としては最も同情を得やすいと言えます。
会社を辞めたい時の理由はどうする? まとめ
どうせ会社を辞めるなら、最後には本音を言ってスカッとしたいものですよね。
でも結局のところ本音をぶつけても、100%スッキリするだけでは終わらないものです。
どうしても気まずさや後味の悪さは残ります。
今後も今の会社やそこの社員とまったく関りが無くなるとは言い切れません。
後から落ち着いて考えた時に後悔しないためにも、気持ちをぐっと抑えて少しでも円満に退職することをおすすめします。
ただしどんな退職理由でいくにせよ、つぎの仕事を在職中に決めておくほうが精神的にも安心です。
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