稼げる副業の定番といえば商品の転売、いわゆるせどりでしょう。
せどりという言葉が流行りだした頃は希少な古本の転売が一般的でしたが、今は本に限らず家電やゲーム、おもちゃなどなど、様々なものがせどりの対象となっています。
近くに安く仕入れられそうなお店があるなら、副業としてやってみたいと思う方も多いでしょう。
しかしせどりは、稼げるにしても最高の副業というわけでは有りません。
前はせどりをしていたけれど、今は辞めて他の副業をしている私のような人間もいます。
転売(せどり)の副業は稼げるの?
月5万くらいなら1人でも稼げる
せどりは稼げるか否かと聞かれれば、副業としては十分稼げます。
以前は昼間は本業、夜は副業のせどりという生活をしていましたが、自分一人でも月5万程度は普通に毎月稼げていました。
副業の収入としては充分満足行く額です。
ただ、梱包や出荷など結構手間もかかるので、それ以上稼ぐとなると本業を辞める必要があったり、梱包などを行うバイトを雇う必要があるでしょう。
基本は安く仕入れて高く売るだけ
せどりの稼ぎ方は非常に単純で、安く仕入れて高く売るというだけです。
そのためにどうやって安く仕入れるか、どうやって売るかなどを考える必要はあります。
ですが逆に言えば安く商品を仕入れられる方法さえ見つければ、容易に稼ぐことはできるでしょう。
何を転売するかに気を付ければ資格も不要なので、初心者でもお金を手にするまで時間はかかりません。
空いた時間にスマホでも出来る
梱包や出荷こそ本業が終わった後にしかできませんが、それ以外は普段の隙間時間も活用してできる事は多いです。
例えばどういった商品の人気や需要が高いかや、安く仕入れられるお店の情報を調べたり、ネットで出品販売するのなら、顧客とのやり取りだって本業の休憩時間中に進められます。
他の副業では活かしにくい本業中の空いた時間を有効活用することも、せどりであれば何らかの形で活かしやすいので、そう言った時間もしっかり使うことで収入に繋げられるのは事実です。
転売(せどり)の副業をあえて私がやらない理由
自宅に在庫(モノ)があふれるのが生理的に無理だった
せどりはモノを転売する副業なので、一時的にでもモノを保管する場所が必要になります。
そして大抵の場合、その保管場所は自宅になるでしょう。
扱う商品が小さい品であれば対して嵩張らないのですが、私がせどりで転売できそうなものは、近所の電器店が販売していた家電製品だけでした。
その結果自宅に在庫が溢れてしまい、部屋がごちゃごちゃしやすくなり、その中で生活するのが不快だったというのは、辞めた理由の一つです。
すぐに値下げ競争になる
せどりは買い手をネットで探すことになるので、すぐに競合者が出てきます。
穴場の商品を見つければしばらくは楽ですが、遅くとも数週間もすれば、同じ商品を取り扱うライバルが続出してくるでしょう。
そうなれば在庫を抱えるリスクを避けるために、値下げ競争が始まります。
その結果仕入れ値以下にしないと売れないという可能性すらあるのは、せどりの怖いところでしょう。
資産にならない
せどりをやっていても、あとに残るものは何もありません。
安い仕入先を見つけるだけなので目利きが養われるわけでもないですし、せどりの経験から将来に役立つ資格を取得できるわけでもありません。
働いた分のお金は得られますが、転売に失敗したら仕入れに使ったお金が赤字になるので、働いた分のお金すら残らない可能性もあります。
せどりを続けた結果、残ったのは売りさばけなかった商品だけということもあるかもしれません。
転売(せどり)よりおすすめしたい副業の条件は?
10年後も使えるスキルが身につく副業
せどりは仕入先が何らかの事情で使えなくなると辞めざるを得なくなるのが問題です。
そうならないように、10年後も使えるようなスキルが身につく副業をしたほうが良いでしょう。
そのスキルが身につき、副業によって磨かれた結果、さらに副業の収入も増えるのならば文句なしです。
働き続けなくても収入を生むようになる副業
不労所得というのは、実に心惹かれる言葉です。
働かなくてもお金を得られるなんて夢のような話ですが、副業程度の収入であれば、働き続けなくても利益を出し続けてくれる仕事というのは意外とあります。
勿論何かしなくても収入を生むような状態にするためには、それなりの努力は必要です。
しかしそれでも、何年副業を続けても辞めたらそれっきりというよりは、辞めても多少は収入源が残る方が嬉しいでしょう。
転売(せどり)よりおすすめしたい副業3選!
写真販売サイトで写真を売る
最近では個人が撮影した写真を販売できるサイトがあります。
なにかの資料を作るため、なにかのイメージ画像として利用するために、商用利用可能な写真販売サイトから写真を購入する人が増えています。
こういったサイトを利用すれば、スマホを使って日常風景を撮影して、それを収入源とすることも可能です。
素人の撮った写真に需要があるのかと疑問に思うかも知れません。
しかし数打てば当たるの精神で大量に撮影すれば、利用者の目に留まる良い構図の写真もいくつかあるものです。
そして構図にも気を使えるようになれば当たる数も増えます。
アップロードした写真1回ダウンロードされても、3~5円程度と単価は安いです。
しかし同じ写真が何度もダウンロードされることも多いです。
しかも1枚の写真をアップロードしてから、数ヶ月どころか年単位で収入を生み続けることもあります。
こちらのサービスが特に初心者向けです。
動画編集または動画広告クリエイター
素人が作った動画であっても面白いものが非常に多く現れた結果、暇な時間はいつも動画を見ているという人も増えました。
そうした動画達に憧れて、自分も動画投稿者になろうと考える方も増えています。
しかし動画というのは撮影しただけではただの映像でしか無く、面白い動画にするには編集が必要です。
むしろ編集の良し悪しが動画の良し悪しを決めるとも言えます。
そのため、クラウドソーシングに動画編集を外注する人が増え続けています。
動画編集は、プログラミングやアフィリエイトの副業ほどハードルが高くはないです。
勘のいい人なら1か月ほど学ぶだけで、クラウドソーシングで1件5,000円~受注して仕事をこなせます。
しかも現在では、自宅から出ずにオンラインで動画編集を習得することも可能です。
こちらの動画編集スクールが、もっとも低料金なので参考にしてみてください。
すぐに思い切って、クラウドソーシングで納期が長めの動画編集を受注して、学びながら副業を始めてしまうという手もあります。
これくらい、一見無茶なことをやったほうが、自分の能力を引き出すことが出来ます。
動画文化のネックである、通信量の大きさを解決してくれる「5Gの登場」という追い風も吹いています。
動画文化がすたれる心配は、今のところまったくないので安心して取り組める副業です。
プログラミングを学んでウェブサイト制作
現在ではネットが普及しきっていることから、中小企業でもしっかりした作りの企業サイトを用意せざるを得ません。
しかしほとんどの中小企業にはサイトを作る技術者がいません。
そこでクラウドソーシングやweb制作会社に外注するわけです。
ですのでプログラマーは引く手あまたなのですが、いかんせん専門性が高いので、有料のスクール等でしっかり学ぶ必要はあります。
ただしプログラミングスクールを卒業したあとが問題です。
クラウドソーシングでも、実務経験のないプログラマーに任せてくれる発注者は少ないです。
そこで、ワードプレスを使ったサイト制作にしぼるという手があります。
ワードプレスのサイト制作やカスタマイズなら、実績のないプログラマーでも請け負える仕事がクラウドソーシングで見つけられます。
1件2・3万、高ければ5万程度の案件が、クラウドワークスやココナラで発注されています。
ただしクラウドソーシングは、手数料として成果料の10%~20%は取られてしまいます。
ですので、直接web制作会社に仕事を分けてもらえるように、メールで営業するという方法も有効です。
しっかりと事前に自分で作成したポートフォリオサイトを準備して、礼儀正しく情熱に満ちたアピールをすれば、必ず1社や2社が振り向いてくれます。
そこで経験と実績を積みセンスを養うことができたら、1件あたりの単価が10万20万の高い案件も請け負うことができるようになっていきます。
大型サイトを作成してほしいという案件なら、1件で50万以上の報酬だってあり得ます。
ワードプレスを専門的に学ぶスクールは、テックアカデミーのWordpressコースがすべて自宅でオンライン受講できます。
ワードプレスのサイト制作に特化しているので、最短コースで仕事を受けれるレベルになるはずです。
初期投資額はけっこう高いです。
でも大きく稼げるスキルが身についてしまうので、2,3件受注出来れば、あっという間に回収できるはずです。
転売(せどり)の副業は儲かるのにあえて私がやらない理由。 まとめ
せどりは確かに誰でも稼げて、がんばった分だけしっかり稼げるというのは、副業として魅力的です。
しかしリスクや将来性を考えれば、その労力で長期的な需要が見込めるスキルを身に着け、それを活かした副業をしたほうが、結果的により大きく稼ぐことができるでしょう。
上手く資産となる著作物を作れる副業を続ければ、最終的に働かなくてもせどりと同じかそれ以上の収入を得られる状況まで、環境を整えられる可能性だってあります。