こんな不満を冒頭からお話ししてしましたが、実は私が行った3つのことによって将来に希望を見出すことができるようになったのです。
そして実際に待遇が改善し、納得のいく給与で仕事ができるようになりました。
そんな私のエピソードについてお話ししていきます。
きっと介護職にも希望を見出すことができるのでは、そう思いますのでお読みください。
給料が安い介護職(私の場合)
総支給額で月20万円・ボーナス15万×2回、これが以前の私の職場です。
特別養護老人ホームという介護保険で入居できる老人ホームに勤務していました。
ここでは介護度が4や5という簡単に言えば、相当な介護が必要な利用者さんがほとんどという施設でした。
意思の疎通が全く取れない方や、認知症が悪化し夜間に子どもの夜泣きのような症状を出す方、身体が不自由なのに人間関係のトラブルを抱えてしまう方など、日帰りで帰られるデイサービスの利用者の方とは比べ物にならない方々ばかりだったのです。
そんな場所に最低限の人員が配置され、慢性的な人手不足の中、重度の介護度を持つ利用者の方の対応をするという状況で働いていました。
ここでは書けないくらい利用者の方や同僚が悲惨な状況になったこともありますし、利用者の方の家族から心無いことを言われたことも少なくありません。
そんな目に遭いながらも必死で働いて、この待遇というのは絶対に納得のいくものではなかったのです。
なぜ介護職の給料が安いのか?
話は変わりますが、介護職の給料が安いのには理由があります。
その理由は、やや語弊があるものの資格がなくても働けてしまうこと、介護報酬が少ないことです。
これら2つについて少しお話ししていきましょう。
資格がなくても誰でも働けてしまう
しかくがなくても働ける、これは正しい表現ではありません。
介護職は介護士の資格がないと介護はできないのです。
しかし、人不足の昨今、この資格はとても簡単に取得できます。
しかるべき施設で研修を受けて、ある程度の勉強をすれば手にできる資格なのです。
こういった資格なので、資格がなくても就職すれば施設の方で対応をしてくれ、資格を取らせてくれるというのが実際なのです。
看護師さんのように看護学校や看護大学に行かなければ取れないという資格ではないので、簡単に働けるといえるでしょう。
これが給料の安い理由です。
国からの介護報酬が少ない
国からの介護報酬が少ないという現状も理由です。
医療機関などの診療報酬に比べると同じ行為を行っても非常に報酬が少ないというのが介護報酬です。
もともと医療費の削減も考えられて生み出された制度でもあるので、基本的に安くて当たり前という背景があります。
そういった背景から、国からの介護報酬が少ないというのは当然であり、施設の維持費などを差し引いた給料などたかが知れているのです。
圧倒的に給料が安い介護職で私がやった3つのこと!
主に行ったことを挙げていくと、そもそも介護職をやるべきかどうかを自問したこと、将来性を考えたこと、そして介護転職サイトに登録したことです。
これによって待遇の改善が図られて、自分も自信をもって介護の仕事ができるようになりました。
自分が本当に介護の仕事でやっていきたいのか自問自答した
最初に私が本当に介護の仕事でやっていきたいのかを自問自答しました。
多くの方であれば、辞めるという考えが簡単に浮かんでくるでしょう。
しかし、私はこれまで介護でやってきたという自負があり、そちらになびくことはありませんでした。
自分らしく生きるには人に奉仕して、それに見合う報酬を得るという信念のようなものを持っていたのです。
この気持ちによって介護職を続けるという選択肢を取りました。
介護職の将来について調べたら給与待遇は良くなると分かった
介護職で生きていくといったものの、介護職の将来性はどうなるのか疑問でした。
むしろ先細りでは、そんな暗い気持ちが頭をもたげていたのです。
しかし、調べてみてわかったことは介護職の将来性は明るいということ、多くの産業がこれから先細りになっていく可能性を抱えている中、介護分野は2040年までは高齢者がひたすら増え、活躍できるということを知ったのです。
さらにケアマネージャーなどの事務系の仕事は徐々に報酬が厳しくなる見通しでしたが、直接介護に関わる介護士は待遇改善が期待されています。
そんなことを知って希望を持ちました。
今の職場は変えたいので介護転職サイトに登録し転職した
介護関係のサイトを見たら、介護転職サイトがあることを知りました。
転職サイトというとテレビでやっているような会社員向けのサービスだと思っていましたが、実は同様のサービスは介護士にも存在していたのです。
すぐにプロフィールを送って転職サイトを利用しました。
すると、今よりも待遇のいい、夜勤がない施設で介護度も比較的低い利用者さんが利用するデイサービスを見つけたのです。
若干競争がありましたが、これまでの介護の熱い想いが通じたのか見事採用され、より良い待遇の中介護職として頑張っています。
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圧倒的に給料が安い介護職で私がやった3つのこと! まとめ
コロナ禍で失う人も多いなか、介護職は安定していて給料面も改善に向けて動いているので有望な職種となっていきそうです。
そんな背景から今回の転職もこういった状況の中、私は成功することができました。
転職というと給料が下がるというのが一般論らしいのですが、介護職に至っては人手不足から待遇改善の競争が起こっています。
資格がなくとも施設で取らせてくれますから、興味がある方は一度介護の世界に足を向けてみてはいかがでしょうか。