仮想通貨ビットコインの安全性は大丈夫なの? 

ビットコインやその他の仮想通貨(アルトコイン)は、手に取ることができないですし、ただのデータですからなんかの拍子に消えてなくなってしまうんじゃないかと心配ですよね。

ここではビットコインやその他の仮想通貨をあつかう上で、何が安全で何があやういのかを紹介します。

 

仮想通貨ビットコインのイメージを失墜(しっつい)させた、仮想通貨取引所マウントゴックスのセキュリティとは?

マウントゴックスは日本で設立した仮想通貨の取引所で、取り引き量で世界一になったときもありました。
まだ3年まえのことですから、覚えているかたも多いと思われます。

2014年にハッキングを受けて、大量のビットコインと預り金28億円が消えて経営破綻したのですが、実際は取引所の代表が横領してたってことで逮捕されました。

これのせいで日本人の仮想通貨ビットコインに対するイメージは、最悪になったわけです。

日本のメディアの伝え方がかたよっていたのも大きな原因と思いますが、この事件いま落ち着いてきちんと振り返れば仮想通貨じたいに問題があってわけではなくて、マウントゴックスという取引所に問題が2つあったということです。

・ハッカーに狙われやすいインターネット上に大量のビットコインを保管していたこと。

お客の資産も、会社の資産もごっちゃになっていて横領しやすいシステムだったことなど。

ですがゴックス社が日本にあったこともあって、事件の教訓から世界よりもはやく法整備が進んだという利点もありました。

 

仮想通貨取引所の安全への取り組み

他業種の日本の大企業の不正が、毎年のように明らかになるようにすべてのことに100%大丈夫ということはないと思います。でも100%に近づける努力はできます

具体的にいまの仮想通貨取引所が取り組んでいることは、おもに3つあります。

1つ目は、ユーザーからあずかっている資産の90%以上はインターネット上からは完全に切り離して、オフライン環境で保管されています。
オフライン環境におくことで、ハッキングからは完全に守れますし残りの数%を奪われてもつぶれずに補償できる体制をとっています。

2つ目は、だれか一人に権限を与えないようにすることです。複数の人間が承認してはじめて取引が実行されるようにすることで、社内の者による横領をふせいでいます。

3つ目は、仮想通貨取引所があずかっている円やドルなどは、取引所の事業資金とはキッチリと別にして銀行口座にいれてあります。顧客の預り金を事業資金にあてるのは違法となります。

 

ビットコインの安全性を高めているシステム

ビットコインは既存の金融機関のような中央サーバーを介さず、P2P(ピア トゥ ピア)と呼ばれる個人個人が直接データの受け渡しをするネットワークを使っています。

すべての取引は世界中の誰でも確認できて、改ざん、コピーがおこなわれてもすぐにバレますしマイナーに承認されないので実行されることはありません。

ビットコインの初めての取引から、いまこの瞬間までの取引までのすべての取引が、一本の鎖のようにつながっているのがブロックチェーンです。

原理的に一定方向に流れて作られるブロックを、逆流させることはできないのです。

つまり過去にさかのぼってブロックを改ざんするとなると、そのあとのすべてのブロックを書き換えなければならないため事実上できません。

このブロックチェーンこそが、ビットコインの安全を支える柱です

 

自分自身で安全性を高める必要があること

ビットコインの取引では、そのほとんどのビットコインを取引所にあずけ、自分のスマホやパソコンにダウンロードすることは基本的にありません

通信しながらネット上でビットコインのやりとりをすれば、それだけ盗まれるリスクが高まるからです。

スマホやパソコン自体を盗まれても、ほかのスマホやパソコンからログインすればそこにちゃんと仮想通貨は残っています。

しかし利用している取引所のIDやパスワードを盗まれてしまうと、どこからでもログインできますので勝手に仮想通貨を移されたりものを買われたりします。

この辺は、クレジットカードと同じですがクレジットカード会社のように現在から2ヶ月前までの不正請求被害を全額補償してくれるというものはまだありません。

でも国内の仮想通貨取引所大手3社のうちのCoincheck(コインチェック)とbitFlyer(ビットフライヤー)は、ちゃんと二段階認証を設定してあることを条件に不正ログインによる被害を100万円まで補償してくれるようになりました。

ですから、とにもかくにも初めに二段階認証を設定することが大切ですね。

警視庁の発表では、日本で2017年1月から7月までで不正ログインによる送金被害が33件で、被害金額が約7650万円にものぼるそうです。

そのほとんどが、二段階認証を設定していなかったということからも必須ということが分かりますよね。

のこる大手の仮想通貨取引所のZaif(ザイフ)は、もちろん二段階認証はあるものの補償までは発表されていません。

それと注意が必要なのが、Facebookアカウントからの仮想通貨取引所へのログインです。

登録やログインが少し楽になるのはいいのですが、Facebookアカウントを盗み取られてしまうと当然不正ログインされてしまいます。

そのほかに気を付けなければならないのは、高齢者をねらったビットコイン投資詐欺です。

これはいままでにもよくあるような手法で、いまなら仮想通貨は確実に儲かると言って高齢者に近寄り、多くのお年寄りから多額の資金を集めて実際にはまともに投資などせずにふんだくる手口です。

ひんぱんに仮想通貨ビットコインが、ニュースなどで取り上げられるようになったことで財産を持っているたくさんのお年寄りが、新しい投資先として仮想通貨に取り組もうとし始めているようなのです。

しかし若いかたに比べるとインターネットの知識はとぼしい場合が多いので、どうしても難しい単語を並びたてられると分からないので、お金だけ出して相手に全部まかせてしまうケースがでてきてしまうようです。

近所などでもたまに見かけるのですが、お年寄りをたくさん集めて何か教えてるセミナーを見ると大丈夫だろうかと心配になります。

せめて身近なお年寄り(近所、親、親戚など)には声かけして、だまされかけてないか聞いてあげましょうね!