デイサービスの仕事自体は好きだったし、基本的に休みも固定で出勤時間も毎日同じで身体的には楽だったのですが20代後半になってくると転職することに対しての不安がすごく強くなり、「ここで働き続けるのでも良いか…」と自分に言い聞かせている部分がありました。
でも、「人生一度きりだし、デイサービスの仕事を辞めたいと思っているのに辞めないのはなんかよくないな」とふと思ったことをきっかけに、私はデイサービスを辞める決心をしました。
そう決心をしてからの私の意志は強く、辞めるまでにとった3つの行動をご紹介します。
今、当時の私と同じ気持ちでいるのに何も行動できていない方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
デイサービスの仕事をなかなか辞められなかった私。。。
私がデイサービスの仕事を中々辞められなかった理由は、デイサービスの仕事が好き・休みが固定で予定を立てやすい・出勤時間が毎日同じ・利用者の入れ替わりがほとんどない・送迎中に多少の息抜きができるからでした。
でも、デイサービスのスタッフは必ず送迎に出なくてはならないため、出勤時間が毎日同じでも退勤時間はいつも違うため毎日残業でした。
風の強い日や台風、大雪の日に限らず毎日送迎。
毎日同じ時間に施設を出ても、その日の利用者さんの体調や気分によって送迎にかかる時間が結構違います。
片道40分の送迎でも利用者さんの体調や気分がイマイチだと、送迎だけで1時間半かかることも。
また、利用者さんのご家族の仕事が長引いたり、私用で家に居ない時は再度利用者さんを自宅に送迎したり、ご家族の帰りを待ってなくてはなりません。
過去にご家族が30分も帰宅しないなんてこともありました。
そうなると30分以上のロスが生まれ、施設に帰ってからの仕事を退勤時間までに終わらせることができません。
日中に行うレクリエーションや入浴介助等は基本的にイレギュラーなことは起きずスムーズなのですが、避けることはできない毎日の送迎がやはりネックでした。
冒頭でも話しましたが、20代後半での転職に対しての不安は強かったですが、それ以上に「私が抜けたら送迎はどうなっちゃうんだろ?」「私の送迎分を他のスタッフがやるのかな?」という退職をしてからの送迎に対しての不安と申し訳なさがありました。
自分が毎日送迎に出ているからこそ分かる送迎の大変さや、施設に戻ってから仕事をこなす大変さを知っているため、私が退職することで今まで以上にスタッフに負担がかかるということを考えれば考えるほど、デイサービスの仕事を中々辞めることができませんでした。
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デイサービスの仕事を辞めたいのに行動ができなかった理由は。。。
学歴の低い私でもなれる仕事だったから
私は高卒で持っている資格は介護職員初任者研修(ヘルパー二級)と自動車運転免許(AT)しかないため、介護施設以外の場所で働くとなるとお給料がイマイチであったり、やりがいを感じられる仕事に就けないと思っていました。
そのため「私にはここが1番合っているのかな」「せっかく資格を持っているんだし介護以外の仕事をするのは勿体ないな」と思っている自分も居ました。
介護の資格を持っていると言うと世間からは「すごい」「これで将来安定だね」「手に職だね」などというポジティブな捉え方をされがちですが、実際に介護施設で働いている人からすれば、介護初任者研修(ヘルパー二級)は大したことはなく、無資格者と同じ扱いです。
お給料だってそうです。
大体の介護施設が無資格者と介護初任者研修(ヘルパー二級)の資格保有者とのお給料はそれほど差がありません。
100円、200円の世界です。
実際に介護施設で働いている人からすれば国家資格である介護福祉士や利用者に合った介護サービスの提案ができるケアマネージャー、利用者の筋トレや運動を通したの身体のケアが行える介護予防運動指導員しか凄くないんです。
こうしたことから学歴が低くて大した資格を持っていない私は介護施設以外の場所で働くのが怖かったし、それほど大したことのない資格でもここでしか自分の資格を活かせないと思っていました。
だからデイサービスの仕事を辞めたいのに中々行動に移すことができませんでした。
利用者が喜んでくれるから
デイサービスを利用している方の介護度は低いため、コミュニケーションも上手くとれますし、比較的記憶力も良くてコミュニケーションを取っている時に“利用者さん“だということを忘れてしまう時があるほど。
それもあって「そういえばあの時ありがとうね」と些細なことに対しても後日お礼を言ってくれたり、「いつもこうしてくれてるのはあなたでしょ?」と細かい部分にも気が付いてくれたり、良いレクリエーションができると「またやろうね!」と言ってくれたりします。
介護度が低い利用者さんだからこそ1つ1つの喜怒哀楽の表現がすごくハッキリしていて、自分の気持ちをスタッフによく話してくれたりします。
だからこそ利用者さんが喜んでくれる時はこっちもすごく嬉しいですし、「もっと喜んでもらうにはどうしたらいいかな?」と自然に考えちゃうんです。
デイサービスの仕事自体が嫌いじゃないからこそ、利用者さんの喜んでいる姿を見ると「またこの笑顔みたいな…」「辞めたらこの笑顔もう見れないのか…」という気持ちになってデイサービスの仕事を辞めたいのに中々行動に移すことができませんでした。
デイサービスの仕事を辞めたいと思った私がやった3つのこと
まとまったプライベート時間が取れる夜勤にしてもらった
私が勤めていた介護施設には、デイサービスの他にケアハウス・ショートステイ・特別養護老人ホーム(従来型・ユニット型)がありました。
どの科も同じ施設内にあります。
特別養護老人ホーム(従来型・ユニット型)に配属されている同期が2人居たので、私はやったことのない夜勤について詳しく話を聞きました。
すると2人共口を揃えて「日勤より夜勤の方が好き」と言ったのです。
“夜勤=日勤により大変“という勝手なイメージを持っていた私はすごく驚きました。
同期曰く夜勤は1人で20~40人の利用者を見なくちゃいけないけど、夜は基本的にみんな寝ているから忙しいのは就寝前と起床時位と。
そして夜勤明けの日は10時前に仕事が終わるため半日休暇、そして翌日は夜勤明け休みになるため1.5日分の休みを勝手に取得でき、夜勤が続けば夜勤・夜勤明け・公休・夜勤になるため約2日の休みを勝手に取得できるという仕事もプライベートも充実できるシフトでした。
私が勤めていた介護施設には日勤をしない夜勤専門のスタッフも居るため、まとまったプライベートの時間が取れるようにデイサービスの主任に相談をしてから、施設長に話をして特別養護老人ホームのユニット型での夜勤専門スタッフとして配属されました。
日勤に比べて夜勤の方が勤務時間が長くて拘束されている時間が圧倒的に長いのに、夜勤明けの日は毎回それほど疲れていなく、同期が言っていた日勤よりも夜勤の方が好きと言うのがすごく分かりました。
疲れにくくなったのもそうですが、まとまったプライベート時間が取れるようになったのも良い気分転換になっていたんだと思います。
夜勤専門になってから仕事とプライベートにメリハリが付きました。
いずれ環境は変えたかったので介護専門の転職エージェントに登録した
当時彼氏は居たもののまだ同棲をしていなかったため「夜勤専門で同棲しても一緒に過ごす時間がないな」「17時からの夜勤じゃカレが休みの日に遠出もできないな」「結婚しても夜勤専門じゃちょっと厳しいかな?」と、近い将来のことを考えるようになりました。
もちろん夜勤専門で恋人と同棲をしていたり、結婚している人は世の中に沢山居ることは分かっています。
ですが私のカレの仕事は急な接待や出張があったり、繁忙期は深夜3時に出勤、繁忙期や忙しい時は夜の22時に帰宅などちょっと特殊でした。
それもあり同棲や結婚のことを考えると、私はいつまでも夜勤専門で居るわけにはいかず。
同棲や結婚については私1人が舞い上がって考えていたわけではなく、カレとは5年以上の付き合いがあったためお互いに同棲や結婚を意識していました。
いつからでもカレの仕事体制に合わせられるように介護専門の転職エージェントに登録をし、毎日のように「カレの仕事体制に合わせられる施設はないかな?」とこまめにチェックしていました。
気分転換に副業をはじめた
私が勤めていた介護施設は特に副業が禁止されているとかはなかったので、家にある要らない物をフリマアプリに出品したり、ポイントサイトに登録をして微少ではありますがお金を稼いでいました。
夜勤専門となるとプライベートの時間がたっぷりあるため、こうした副業は良い気分転換になっていました。
デイサービスに配属されていた時もフリマアプリとポイントサイトはやっていました。
デイサービスに居た時は休日は週に2日、出勤日の休憩は1時間だっため出勤前にフリマアプリに出品をして放置し、帰宅後に出品した物にイイネやコメントが付いていないかを見るのが楽しみでした。
稼いだお金で好きな物を食べてストレス発散。
お金を稼ぐことと好きな物を食べてストレス発散できるという点で、副業は本当に気分転換になります。
デイサービスの仕事を辞めたいと思った私がやった3つのこと まとめ
人生一度きりですし、「辞めたい!」と思ったら辞めて良いと私は思います。
「そんなの甘え」「そんな人世の中に沢山居る」と厳しいことを言ってくる人も居ると思います。
ですが自分の置かれている状況や環境、自分自身の限界をよく知っているのはあなたしか居ません。
自分のことを追い詰めすぎて体調を崩してしまっては元も子もないです。
少しでも「何か違う気がする」「このままじゃダメな気がする」と感じたら思い切って環境を変えるのも1つの手ですよ。
介護経験があれば引く手あまたですし、お金が足りなければ自宅で稼げる副業もかなり増えていますし、適度な気分転換も本当に大事です。
なので、自分に合った働き方を探して一度きりの人生を楽しみましょう!
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