会社員として働く人にとって、会社での時間は一日の大半を占める貴重な時間となっていますよね。
多くの時間を過ごすのであれば、生き生きとやりがいを持ちながら楽しく過ごしたいものです。
それなのに、「会社で仕事をしていても楽しくない」「上司が厳しくて出社するのがツラいからもう辞めてしまいたい」などと考えながら、ズルズルと働いている人も多いのではないでしょうか。
「会社を辞めたいのにとても言えない」と、自分の本心とは裏腹に我慢している人は沢山いるのが現状です。
そこでこの記事では【会社を辞めたいのに言えない方へ3つの対処法!】をご紹介していきます!
目次
会社を辞めたいのに言えない理由は?
どうして会社を辞めたいのに会社に退職したいと言えないのでしょう。
その理由として次のような事が挙げられます。
人手不足なので迷惑がかかると思った
会社で働く人々は良くも悪くも運命共同体ですよね。
自分がツラくても周りの人が頑張って働いているのを見ていると、自分も頑張らなくてはという思いに囚われてしまいがちです。
会社は組織として、従業員全員が分担しておのおのの仕事をまっとうすることによって機能しています。
そのような環境の中で、自分が会社を辞めてしまえば、周りの人にその分の仕事が回されて大きな負担になってしまう……。
人手不足になってしまえば皆に迷惑をかけてしまう……。
そのように考えてしまうと、とても会社を辞めたいとは言えなくなってしまう人が少なくありません。
次の会社でうまくやれるのかという不安
今の会社で働くのは確かにツラいけど、では次の会社ではどうなのだろう?と思う方も多いと思います。
新しい環境に身を置く事は挑戦であり、ある意味賭けと言っても過言ではありません。
次に採用される会社がすぐに見つかるのか、また見つかったとしても今より悪い環境なのではないか、とマイナスの思考が働いてしまいます。
今よりも給与も人間関係も職務内容も良い会社が見つかるのだろうか?と考え出すと、だんだん不安感が増してきてしまいます。
辞めたい、でも不安だ……。この思考を繰り返してしまい、なかなか会社を辞めたいと言えなくなってしまいます。
会社を辞めたいのに言えない人の特徴は?
真面目で責任感がある
真面目で責任感のある人は、会社という組織の中で自分の気持ちを押し出すことが苦手です。
仕事がツラくても「自分の能力が足りないからだ」「自分が任された仕事なのだから、達成して成果を出さなければ」と、自分を取り巻く悪い要素を全て自分のせいだと考えてしまうのです。
そして本当は自分の許容量を超えた仕事でも、やらなくてはいけないと思い込み、「会社を辞めたい」と言えない悪循環に陥ってしまいます。
人の目を気にしすぎる
人の目を気にしすぎる人は、周囲の自分への評価、自分の発言への反応を常に考えて、周りに嫌われないように立ち振る舞ってしまいます。
嫌な仕事を押し付けられても、断った時の相手の反応を悪い方向にばかり考えてしまいます。
「断ったら嫌われてしまう」「能力の無い人だと思われるのが怖い」と思ってしまって断ることが出来ません。
このような人にとって「会社を辞めたい」と言う事は自然とハードルが上がってしまいます。
会社を辞めたいのに言えない方へ3つの対処法!
退職届を常に持参しテンションが高めのときに出す
退職届さえ出してしまえば、会社を辞める事が出来ます。
しかし会社にいる時は辞めたい気持ちが盛り上がっていても、帰宅すると疲れがドッと出て退職届を書く気力もなくなり、そのまま次の日も普通に出社する羽目になります。
こんなことにならないよう、常に退職届を持って出社しましょう。
そして自分の辞めたい気持ちが高まり、テンションが上がった時に上司に提出すればいいのです。
言い換えれば退職届はお守り代わりのようなものです。
いつでも辞められる、と思うとどんな行動にも勇気が出ます。
退職する意思が固まったらすぐに提出出来るよう、常に退職届を持ち歩くようにしましょう。
次に働く会社から内定をもらって辞めるしかない状況にする
会社を辞めたい気持ちがあるのであれば、先に転職先を見つけておきましょう。
いざ転職活動をして見ると、視野が広がり、今の環境よりも転職先の方が自分の能力をいかせると実感することが出来ます。
そして何よりも、再就職先が決まっていればおのずと転職日も決まります。
今の会社を嫌でも辞めなくてはならない状況に身を置くことが出来ます。
このように転職のスケジュールを先に決めてしまえば、転職日の前日までには退職しておかなくてはならなくなります。
ですのでその義務感があると、退職の意思を会社に伝える事もハードルが低くなります。
在職中から転職エージェントを利用して、次の会社の内定をもらっておくほうが賢明でしょう。
転職エージェントの利用料金は、つぎの転職先の会社が支払うシステムなので金銭的負担もありません。
退職代行を利用する
退職を申し出る勇気が出ない人は「退職代行サービス」を利用してみましょう。
退職代行サービスでは、自分の退職の意思を代わりに会社に伝え、退職手続きの仲介をしてくれます。
自分では会社を辞めたい、と言えない方はこのようなサービスを利用しても良いでしょう。
会社を辞めたいのに言えない方へ3つの対処法 まとめ
このように真面目で責任感が強く、人目が気になって会社を辞めたいと言い出せない人は、前向きに退職する為の行動を起こしましょう。
行動して「退職する期限」を決めてしまえば心も軽くなります。
残りの在職期間を勤め上げる事に集中できるのではないでしょうか。
また今まで会社を辞めるかどうか、悩んでいた自分に対しても「決めた期限までやり切った」という実感が自信となります。
そうなれば、自分の気持ちに素直に従うことで悔いなく退職することが出来るのではないでしょうか。