銀行や信用金庫は使うけど、証券会社ってなんのためにあるのか知らない人は意外に多いものです。
ただそれは当然で。株取引をやらない人にとっては証券会社と永遠に関わることがないからです。
株取引をするためには、かならず証券会社で口座をつくる必要があります。
現在、日本には約260ほどの証券会社がありますが、この中から代表的な10社の口座を持ち取引してきた私が、株取引の初心者におすすめするたった1つの証券会社をご紹介します。
株初心者にネット証券をおすすめする理由
株を購入するためには、証券会社に自分の口座をつくる必要があります。
証券会社の口座といっても、銀行口座と同じようなものですが証券口座がないと株の取引はできません。
その証券会社ですが、大きく分けて2種類あります。
野村証券などの全国に多くの支店をもつ実店舗型の証券会社が1つと、実店舗はなくてインターネット上だけ取引するネット証券会社です。
古くからある実店舗型の証券会社のメリットは、電話や対面で営業マンと直接投資する銘柄の相談ができることです。
実店舗型の証券会社のデメリットは、営業マンから電話で購入の催促があったり、株を購入するときの手数料が、ネット証券の数倍~10倍もかかることです。
いっぽうネット証券のメリットは、株を購入するときの手数料が格安なことと、営業の電話がまったくないことです。
そもそもネット証券には、営業マンがいませんし人件費がかからないので手数料も格安にできるわけです。
ネット証券のデメリットとしては、直接対面で相談できないことぐらいなので、相談の必要が無ければデメリットは無いことになります。
ちなみにネット証券でも、いまではサポート体制は出来上がっていて、電話はもちろんメールやLINE(ライン)でも対応してくれます。
よほどの大口投資を考えていて、証券会社の営業担当と相談しながら株取引をしたいということで無ければ、ネット証券で株取引をはじめることをおすすめします。
株初心者におすすめなネット証券は「SBI証券!」
もう書いてしまいましたが、わたしが株初心者におすすめするたった1つのネット証券は、SBI証券です!
ちなみに他のネット証券の口座もざっと10社ほど開設して、実際に取引して試行錯誤を繰り返しました。
その結果、現在はSBI証券のみでの取引となっています。
その他のネット証券会社は、IPO(新規公開株)の抽選用に口座を残してあります。(のちほどくわしく)
2年間、株取引を繰り返してきてSBI証券に戻ってきた一番の理由は、意外かもしれませんがそのサイトの見やすさと取引のしやすさです。
SBI証券よりも手数料が安いネット証券もありますし、SBI証券よりも多彩な取引注文ができるネット証券もあるんです。
でもやっぱりサイトの見やすさと取引のしやすさが、わたしにとっては大切で実際に株取引の結果にも反映されたのです。
取引画面や口座管理画面で、自分のもっとも知りたい各銘柄の利益・損益、そして今日の時点での総資産の額が一目でわかります。
それぐらい当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、ほかの証券会社の取引画面・口座残高画面は、わたしにはとても見にくく扱いにくいものでした。
つぎに取引手数料ですが、ネット証券は全体的に実店舗型の証券会社と比べれば、かなり安いことはさきに書きました。
そして取引手数料の安いネット証券のなかでも、さらに取引手数料の競争があります。
証券会社名
|
株式売買手数料 | |||
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約定10万円まで | 約定20万円まで | 約定50万円まで | 約定100万円まで | |
SBI証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 487円 |
楽天証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 487円 |
カブドットコム | 90円 | 180円 | 250円 | 990円 |
マネックス証券 | 100円 | 180円 | 450円 | 1,000円 |
約定(やくじょう)代金というのは、株取引の売買が成立した価格のことです。利益の額ではありません。
SBI証券は約定代金10万円までは手数料90円となり、約定代金10万1円から手数料が105円かかるということです。
約定代金はけっして利益の額ではないので、100株10万円で売却したら利益があってもなくても約定代金10万円で手数料は90円になります。
100株10万1円で売却したら、約定代金も10万1円となって手数料は105円となります。
【株注文のやり方】
とてもかんたんなので、株注文のやり方をSBI証券の画面で紹介しておきます。
トップ画面の上のほうにある【取引】をクリックします。
取引画面はどの証券会社も聞きなれない言葉が多いので、初心者のかたにはとっつきにくいかもしれませんが、基本的には数字の入力とクリックして選択するだけで簡単です。
❶ 現物買をクリックします。
❷ 購入する銘柄のコードを入力します。(銘柄コードというのは、各銘柄にかならず振り分けられている4桁の数字です)
❸ 購入する株の枚数を入力します。
❹ 基本単位である100株以上を購入する場合は、希望する購入価格を指定できます。(これを指値注文といいます)
❺ 今回の注文の有効期限を設定できます。
❻ 特定預かりにしておくと、利益が出たときに自動的に税金がひかれるので確定申告をしなくていいというメリットがあります。
❼ パスワードを入力します。
最後に確認画面が出ますので、良ければ【注文発注】をクリックして完了です。
口座を開設する手数料はかかりませんで、ぜひ株取引にチャレンジしてみてください。
株初心者におすすめなSBI証券は、IPO(新規公開株)も超お得!
IPO(新規公開株)投資というのは、企業が新規上場するときに抽選に参加して当選すると、その企業の株を購入する権利を上場日前にもらえて、それを上場当日に付く株価(初値)で売ることで利益を出す投資法です。
ちょっとややこしかったかもしれませんが、ようは抽選に当たったらそれをその企業の上場日に売るとほとんどの場合、利益が出るということです。
証券会社ごとに厳正に抽選されているとのことです。(内部のことは分からないですけど)
まれに利益が出ずにマイナスになるときもありますが、微々たるものです。
利益に関してはピンキリで、1万円ほどのときもあれば数百万円に跳ね上がるときもあります。
一番多いの数十万円単位の利益ですが、それでもリスクもなく手にはいるので抽選に参加しない手はありません。
ちなみに4月に東証マザーズに上場したHEROZ(4382)という企業の株価は、抽選での公募価格100株あたり45万円が、初値で100株あたり490万円となりました!
なんのリスクもなく、45万円で買った株が490万円で売れたのですから夢がありますね!
抽選ですが、銘柄によって抽選がおこなわれる証券会社が毎回ちがいます。
株取引はSBI証券をおすすめしていますが、IPO(新規公開株)の抽選のためにいろんな証券会社の口座をつくっておくのは非常に有効です。
ただSBI証券のIPO(新規公開株)は、ハズレた場合でもIPOチャレンジポイントというものすごくお得なポイントが付与されます。(ほかの証券会社はハズレたら、ただのハズレです。)
このSBI証券のIPOチャレンジポイントは、1つのIPO(新規公開株)がハズレるごとに1ポイント付与されるですが、そもそもSBI証券のIPO抽選にはIPOチャレンジポイントが多い人順にかならず当選する枠があるのです。
かりにIPOチャレンジポイントを使って抽選に参加して、ダメだったときはちゃんとIPOチャレンジポイントは返ってきます。
つまり貯め続ければ、いつかはかならず当選するというポイントなんでとてもおすすめです!
株初心者におすすめなネット証券はSBI証券! まとめ
最後にもう一度、SBI証券を株初心者に強くおすすめする理由をまとめておきます。
・ いろんなネット証券を試して、SBI証券の取引画面・口座管理画面が一番見やすく使いやすい!
・株の取引手数料の安さがトップクラス!
・IPO(新規公開株)の抽選にはずれても、ポイントがもらえるのでいつかはIPOに当選できる!
もちろん人それぞれに使いやすいネット証券は、変わってくるかもしれませんので、いろいろなネット証券を利用してみるのもいいと思います。
私のイチオシは、SBI証券ですのでぜひ試してみてくださいね。