専門学校を出て、憧れの保育士になって3年。
でも、色々な事情から保育士を辞めたい、と思い詰めるようになっていました。
辛い気持ちを抑えたまま、この仕事を続けるのが本当にいいことなのか、と悩む毎日。
もう限界だ!と思う気持ち。
悶々と悩む毎日でした。
けれども、せっかく頑張って資格を取り仕事を続けてきたのにと思うと、思い切って辞めてしまう勇気はなかなか出ませんでした。
心を決めるためにやった3つのことをお話しします。
【保育士の仕事をなかなか辞められなかった私。。。】
保育士を辞めたい、と思い詰めるようになった原因は、勤めていた保育園の待遇が良くなかったことです。
保護者の引き取りが遅くなっても、残業時間をきちんとつけてもらえないことがよくあり、納得いきませんでした。
また、何よりおかしいと思ったのは、毎月のお誕生会で使う掲示物や、子供に渡すお誕生日カードなどを自宅に持ち帰って作らなくてはいけなかったことです。
本来なら勤務時間中に作るのが当たり前と思います。
でも、私が当時勤めていた保育園では、当然のように持ち帰りが行われていました。
それは、なにより人手が足りなかったからです。
経営者である園長先生が、不満を言う保育士につらく当たり、辞めてしまう人が続出していたのです。
ちょっとでも待遇に不満を言うと「子供たちのためでしょう?」と責められてしまうのです。
そういう雰囲気に、だんだんと嫌気がさし、園長先生の顔を見ると嫌で嫌でたまらなくなってしまったのです。
それでも、辞めてしまう決断はなかなかできませんでした。
【保育士の仕事を辞めたいのに行動ができなかった理由は。。。】

「子供の頃から保育士になるの夢だったから」
それでも、保育士を辞められなかった大きな理由は、この仕事に就きたいと子供のころからあこがれていたからです。
保育園に通っていた時、いつも明るく声をかけてくれた先生にあこがれて、自分もあんなふうになりたい、とずっと思っていました。
私は子供が大好きで、一緒に過ごしているとこちらもずっと笑顔でいられます。
いたずらをしたり、扱いが難しい子供もいますが、ていねいに接していくうちにだんだんと成長していく姿を見るのもやりがいのある仕事です。
それを辞める、というのは身を切られるような思いでした。
「どこの保育園もツラさは同じと思い込んでいたから」
また、仕事を辞めるかどうか悩んでいたもう一つの理由は、どの保育園も似たようなものだ、と思い込んでいたからです。
子供たちのため、ということで、無理をするのは当たり前、という気持ちがどこかにありました。
だから、勤め先の保育園を代えても、同じようなことは起こるのだろう、というあきらめがあったのです。
何があっても我慢して頑張れない自分がダメなのだ、と思い込んでいたのです。
【保育士の仕事を辞めたいと思った私がやった3つのこと】

「親と友人に相談した」
どうしても気持ちがおさまらなかった私は、まず親に相談してみました。
親は、「残業代をしっかり出さないのは、客観的に見て勤務先として不適切な場所だと思う」と言ってくれました。
子供たちのため、とすべて我慢しなくてはいけないと思い込んでいましたが、そうでないことがわかって、ほっとしました。
また、親が自分の味方になってくれるというのは心強かったです。
でも、同じようなことが他の保育園でもあるのだろうか、と思って、専門学校時代の友達にも相談してみました。
すると、彼女の勤めている保育園では残業代はきちんと出ているとのこと。
掲示物やカードなどはお昼寝の時間にみんなで作っているとのことでした。
それを聞いて、やっぱり保育園を代わるべきだ、と決心できました。
「保育士求人サイトをチェックした」
その次にしたことは、保育士求人サイトをチェックすることです。
相談した友達に教わって、保育士専門のサイトをのぞいたら、びっくりするくらい色々な保育園があり、求人もいっぱいありました!
地域別に登録できて、待遇についてもしっかり掲載されているので安心しました。
そこでしっかり情報を集めて、サイト内でもアドバイスをもらって、自分で納得のいく保育園を探すことができました。
新しく勤め始めた保育園は、待遇がきちんとしていて、園長先生も穏やかな人です。
保育園を代わっても同じこと、と思い込んでいたのは、全くの思い違いでした。
「心の整理と安い給料を補うためブログの副業をはじめた」
新しく勤める保育園から内定をもらい、それまで勤めていたところに「辞めます」と伝える際に、もう一つやったことがあります。
それは、ブログライターとしての副業を始めること。
身近な出来事や趣味のアクセサリー作りについてブログを書いて、広告収入を少しずつですが得ています。
これまでのことで疲れていた心を整理するために書き始めたブログですが、それを収入につなげることができて一石二鳥でした。
もともと保育士の仕事はあまり給料がよくありません。
将来のことを考えて、少しでも貯金を殖やせるように、ブログの方も頑張っています。
【保育士の仕事を辞めたいと思った私がやった3つのこと まとめ】
職場を代わったことがない、という人は多いので、そういう人は「どうせどこに行っても苦労するのは同じだよ」というものです。
でも、それはケースバイケースだと思うのです。
職場の経営者や上司も人間なので、その人の方針によってガラッと雰囲気が変わることもあるのではないでしょうか。
どうしてもおかしいと思ったら、職場を改めて見直してみるというのも必要だと思います。
ちょっと勇気がいりますが、かつての私のようにただ我慢しているだけの人は検討してみてほしいです。