「会社を辞める時期はいつが良いだろう。」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
6年間メガバンクに勤務した末に会社を辞めた私ですが、その際上司に報告するタイミングで半年ほど悩みました。
今まで働いてきた会社を辞めるからには、なるべく周りに迷惑はかけたくないものです。
会社にとって、辞められるのにマシだと思われる時期についてご紹介していきます。
目次
12月や3月などの年度末
年度末に辞めることがわかっていれば、企業はそれを見越して異動や採用を決めて、あなたの穴を埋めることができます。
人が異動する時期は、引継ぎ作業時間も見込んで予算をだしているので、企業にとって大きな打撃にはなりにくい傾向があります。
その仕事の閑散期
退職する際には、あなたが行っていた業務内容を後任に引き継ぎする必要があります。
通常業務を行いながら引き継ぎをするのは、なかなか忙しいものです。
仕事の閑散期に退職をすることで、退職前に引き継ぎ漏れもなく、後任の人も快く業務を引き受けてくれます。
繁忙期の退職であれば、みんな業務に追われて引き継ぎがままならないまま退職を迎えることとなってしまいます。
自分が手掛けている業務を整理しておくことは重要なので、仕事の閑散期に退職する方が、企業に迷惑はかからないでしょう。
自分が会社を辞めるのに最適な時期は?
現在働いている会社員の方は、有給を十分消化していない人がほとんどではないでしょうか。
退職する際、仕事面で周りに迷惑をかけないことはとても重要です。
しかし、自分の権利はちゃんと行使してから退職しましょう。
ここでは、自分にとって会社を辞めるのに最適な時期について見ていきましょう。
ボーナスをもらった後
企業によっては、ボーナスをもらう前に退職しても、もらうはずのボーナスを日割計算して退職金に上乗せしてくれる企業もあります。
しかし、そうでない場合、退職日がいつかによってボーナスをもらえるかどうかが変わってきます。
せっかくもらえるボーナスですから、数ヶ月ずらせるようであればボーナスをもらってから辞めた方が金銭的にかなりお得です。
有給が更新されるタイミングで
年度をまたぐと、有給が更新されます。
その更新された有給を全て消化して退職すると、企業によっては1ヶ月ほど有給をもらって退職することができます。
たとえば、最終出勤日を3月31日にして、退職日は4月30日にする、ということも可能です。
次の職場との兼ね合いもありますが、有給消化できる余裕があれば、1ヶ月給料をもらいながら休むことができるので、有給更新のタイミングは必ず意識しておきましょう。
会社を辞めたい方へ辞める時期の3つの対処法!
会社を辞めたいと思っていても、退職後のプランが決まっていなければ、なかなか会社に言い出せない人も多いでしょう。
「会社を辞める」という目的を果たすためにどう行動すべきか、3つの対処法をご紹介します。
ボーナスの次の月に退職届を出せるように転職活動する
会社を辞めるときは、次の仕事が決まっている方が精神的に安心します。
しかし、仕事をしながら転職活動をするのは、体力的にも精神的にもしんどいものです。
そこでまず、いつまでに転職活動を行うか、目標を決めましょう。
たとえば、「ボーナスをもらった次の月に退職届を出す。」という目標を立てます。
そのために必要な転職活動の計画を立てます。
自分で計画を立てるのが苦手な人は、転職サイトに登録したり、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
次の会社の内定をもらってから辞める
退職後に転職活動を行って、もし内定が出なかった場合、空白期間について企業から聞かれることとなります。
その期間に何もしていなければ、企業からの目は厳しくなります。
そのリスクを減らすためにも、次の会社の内定が決まってから会社を辞めるのは安心ですし、給与がない期間も発生しないので、おすすめです。
次の会社に、まだ退職予定日が決まっていないことを伝えると、いつから入社できるか融通を利かせてくれる場合があります。
次の会社と話し合いながら、退職日を決めていきましょう。
体や心に異常をきたしている場合はすぐに辞める
ストレスで体や心に異常がある場合は、転職活動より前にすぐ辞めましょう。
会社に理由が言いにくければ、家業を継ぐなど嘘を言っても構いません。
退職することは勇気がいることですが、あなたの体と心が一番大事です。
退職して、夜ぐっすり寝て、3食食べるという、規則正しい生活ができるようになれば、必ず転職活動を行える日が来ます。
今はゆっくり休みましょう。
会社を辞めたいけど辞める時期はいつがいい? まとめ
会社を辞めるときは、どんな人でも、辞める時期がいつであっても、多少会社に迷惑をかけてしまいます。
しかし、新しい人材が必ずその穴を埋めてくれます。
あまり深刻に考えず、自分のタイミングや人生を大事にして会社を辞めましょう。
今まで自分を育ててくれた感謝の気持ちを伝えると、周りの人もあなたの新しいスタートをお祝いしてくれます。
後悔のないように、辞める時期を考えていきましょう。